11月1日 「 初Diary / 気根 / 鯉 」

ホームページの公開からちょうど2ヶ月が過ぎました.
(いや,過ぎてしまった・・・のですね)
初めてのdiaryです.

本日,オープンハウスのお知らせをUPしました.

2006年の春に,クライアントのご夫妻と出会い,
たくさんの時間をかけてつくってきました.
大阪の北の方,交野市に建つ住宅です.

話はそれますが,この現場に通う日々のなか,
お気に入りの場所がひとつ見つかりました.
「大阪市立大学理学部付属植物園」
(まったくショーアップされていない,研究施設的植物園,といった趣)
夏の一番暑い頃の午後に,初めて訪れました.

強い陽射しのせいか,入園者が全くいなくって(見かけなくって),
ひっそりと静かで,貸しきりみたいなものでした.
(貸しきりの植物園,というのはすごく贅沢です)

たくさんの木々,植物,水生植物と水生昆虫のいるビオトープ,
今まで見た中でもっとも大きいメタセコイヤや,荒涼とした乾燥地植物地帯など.
心惹かれる光景がそこには拡がっていました.

何より,本当に暑い午後でしたので,木々の間を抜けて
僕たちの横をすり抜ける風に体熱をうばい去られるのは,とても爽やかな心地でした.

その中でも,ヌマスギと,その気根に囲まれた沼,
そしてその沼の鯉に強く惹かれました.
ヌマスギは,沼のなかに根を張ってしまうと呼吸ができなくなるので,
「気根」と呼ばれる,地中からのこぶ状の根を空気中に伸ばして呼吸するそうです.
それは,何か,何ものかの塚,のような,神聖な佇まい.
これらに囲まれた浅い沼のなかを,おごそかに主のような鯉が泳いでいる光景.
会話すら許されないような森厳さを持つ場所に足を踏み入れたような瞬間でした.

そして僕たちは植物園をあとにしました.
何度も来たい場所です.秋も,それから冬もいいでしょう.
(また,誰もいないといいな)

ではみなさま,今後ともよろしくお願いします.

 



 

 11月19日 「  オープンハウス  / 春雨スープ  」

「倉治」オープンハウス,来てくださった皆様,ありがとうございました.