9月 「 東京,そして植物園 」


月の境目も分からないまま気がつくと9月がやってきていた. 16日のSDreview東京
展の搬入設営日までになんとか展示物を作り終えたぼくたちは ふらふらとした足取り
で15日に東京入りする. 明日までにもう少し時間がある,最後の悪あがきをするべく
ひたすら作業を続けたホテルの一室はふと我に返るとさながら事務所のような様相で,
窓から見える風景が小学校ではなく東京タワーだった.
翌日,搬入設営を無事済ませたぼくたちはまたふらふらとホテルに帰り(この辺りはほ
ぼ自動操縦のような状態 )夕方まで気絶していた.ふう・・・終わった.

その夜は友人デザイナーのケンタローくん ・ライターの西田くん ・アートディレクターの
門前さん ・写真家の堀内さん ・映画配給会社の牧さんたちが宴を一席用意してくださ
りひさしぶりにのんびりと親密な時間を過ごす. 店を出て田町のケンタローくんの事務
所に移りあらためて乾杯.音楽,みんなとの会話,窓の外にはここからも東京タワーが
見える.昨日はホテルの部屋で怒涛の作業中,窓から見ていたんだ,このことはきっと
ずっと忘れられないだろうな.



東京から大阪に戻ったその週末,久々の休日を植物園で過ごす.季節はまだまだ夏
を感じるのだけれど植物園の木々や草花たちは秋の姿を見せていた.